木のおもちゃのふるさとエルツ地方
旧東ドイツのエルツ地方は、クリスマスに関係の深い木工芸品や木製のおもちゃの産地として知られています。中でもザイフェン村は、人口2,200名、120軒ほどのおもちゃの工房が集まっています。 エルツは、錫や銀の生産地として栄えた地方でしたが、 16世紀の終わり頃には採掘量が減り、 海外からの安い鉱石の流入やペストの流行で人口も減った ことなどから鉱山の歴史は幕を閉じました。そこで収入を得る為、身近な資源である豊富な木材 を利用して、木工細工やおもちゃ作りへと徐々に移っていきました。