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瑞宝寺公園

有馬温泉を代表する紅葉の名所

NHK番組の人気キャラクター「チコちゃん」を少しまねて素朴な疑問です。
 「桜は花見って言うよね。では、モミジはなんで『モミジ狩り』というの?」
 マツタケ狩り、シイタケ狩りは、取ってきて食べるから、狩猟の「狩り」と同じなのは分かるけど、モミジは食べないでしょう。
 「えー、でも箕面ではモミジを天ぷらにして食べますよね」
 そう答えた方がいらっしゃったら、チコちゃんの決め言葉「ボーっと生きてんじゃねーよ!」はさておき、残念ながら違います。
 調べると平安時代の貴族は、モミジの枝を取ってきて、それを見て歌を詠んだことから「狩り」が付いたとのこと。モミジの天ぷらは箕面の銘菓としておいしくて有名でも、語源とは関係なさそうです。


 ありま山/ゐなの篠原/風吹けば/いでそよ人を/忘れやはする〓(大弐三位)〓

 瑞(ずい)宝(ほう)寺(じ)公園には百人一首で知られる歌碑があり、豊臣秀吉が日が暮れるまで碁を楽しんだと言われる石の碁盤もあります。11月1日~12月1日は「もみじ茶屋」を開店します。紅葉に囲まれながらお抹茶を味わうのはいかがでしょうか?
 有馬温泉が姉妹提携を結ぶ北海道の定(じょう)山(ざん)渓(けい)温泉では紅葉の時期を「観(かん)楓(ぷう)会(かい)」と呼び、みんなで紅葉を鑑賞して楽しむ習慣があるそうです。向こうのモミジは1本の木が同じ色に同時に染まるのが特徴。これに対して関西は1本で緑、黄、オレンジ、赤…と葉の色が分かれていることがあるのも見どころです。
 有馬では、清流とモミジのコントラストが美しい鼓(つつみ)ケ(が)滝(たき)公園の紅葉もおすすめです。ご家族連れは、マス釣りも併せてやってみてください。
 そして11月2、3日は有馬大茶会を開催します。1席だけでも楽しめますので、ぜひお越しください。
 紅葉は11月いっぱいまで見頃が続くと思います。〓(有馬温泉観光協会)〓