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オートマタ

「オートマタ」は、精巧な機械仕掛けのからくり人形で、18世紀中頃から19世紀にかけてヨーロッ パの上流階級で流行しました。その歴史は時計の小型化から始まり、オルゴールなど文化的なものヘ と発展していきました。「さえずる宝石」とも呼ば れる「シンギングバード」は、スイスの時計作りの巨匠、ジャケ・ドローによって考案された工芸品です。
当館4階で展示しているオートマタは30年程前にイギリスで生まれた新しいからくりで、ヨーロッパでは、「モダン・オートマタ」とよばれています。昔のオートマタよりはるかにシンプルな仕掛けで、その動く仕掛けが見えるようデザインされています。物語性の高い動作が加えられ、見る者をクスッと笑わせるイギリスらしいブラックジョークが主なモチーフとなっています。

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